WEISS『DAC502』の多彩な機能を活用する <その2>



サウンドピットです。


随分時間があいてしまいましたが、WEISS『DAC502』の機能ご紹介の続きです。



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前回、じっくり時間をかけて「5バンド・ルームイコライザー」と「3バンド・パラメトリック・イコライザー」を設定しましたので、今回は応用的な機能である「ヴァイナル・エミュレーション」「XTC クロストーク・キャンセリング」、そして「ダイナミック・アダプション」についてご紹介します。





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ヴァイナル・エミュレーション


ヴァイナル(Vinyl)とはご存知レコードの事。

この機能は文字通り「レコードみたいな音になるイコライザー」ということです。

ワイスはこの機能を開発するために、ドイツの有名な変態レーベル「ストックフィッシュ・レコード」と共同で研究を行いました。

※ ストックフィッシュ・レコードの詳細はコチラから → 「Stock Fish Records」公式HP(英語)



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このイコライザーについてのけっこう分厚い論文を発表するほど気合いの入った機能なのですが、操作自体はいたってシンプル。

スライドバーを左右に動かして、効き具合を調節するだけです。

正直にいって、1dBがどの程度のものなのかはよく分かりません。

非常に直感的な機能なので聴きながら徐々に数値を上げてゆくのがいいと思います。



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この機能の聴感上の効果ですが、なかなか言葉で表すのが難しい。

非常に端的に述べるなら、中低域の定位が少し真ん中寄って密度が上がる、という感じでしょうか。

とはいえステレオ感が無くなるかというと、そういう訳ではありません。


効かせすぎるとこもった感じになってしまうので、あくまでも程々にしておきましょう。

ちなみに新しい録音のものより、少し古い録音の方が自然です。

つまりオリジナルがレコードで発売されている録音にこのイコライザーを使えば、当時レコードで聴いていた雰囲気に近づけることができます。

古いジャズやロックは新しいシステムだと少し薄味になることがありますが、この機能をうまく使うとパンチの効いたサウンドで楽しめます。









XTC クロストークキャンセリング


『DAC502』におけるクロストークキャンセリングはアンプの入力感に発生するアレではなく、左右のスピーカーから出てくる音が反対側の耳にズレて届いてしまうことで、定位のブレや音質的なデメリットになってしまう方のクロストークです。

『DAC502』のXTC機能は、他の機能と同様に全てデジタルの領域で行われるため、理論上は歪みや位相のズレなどが発生しません。

これもヴァイナル・エミュレーション同様に内部では複雑な計算を行っているそうなのですが、ユーザーが行う操作はごく僅か。

左右のスピーカーの距離(芯々)、スピーカーとリスナーの距離、そして顔の幅のサイズ(左右の耳の距離)を入力するだけで完了です。




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説明書にも書いてある通り、まずはしっかりと計測して数値を入力しましょう・・・が、しかしどういう訳だか、距離のパラメーターは微妙なステップが設定されているので、まったく正確な数値を入力することは出来ません。

出来るだけ実測に近い数値を選びましょう。


この機能を有効にすると、実際のスピーカー幅よりぐっとステージが広がります。

特にオーケストラ、ホールトーンの顕著な録音は驚くほど効果があります。

物理的な理由でスピーカーの幅を広く取れなくて困っているなら、この機能は役に立つことでしょう。


反対にモノラル音源やヴォーカルものなどは、あまり効かせすぎない方が良い場合もあります。

こちらも、あくまで程々にしておきましょう。









ダイナミック・アダプション



ついに最後の機能になりました。

あとちょっとだけお付き合いください。


この機能は簡単にいうと、全ての楽曲のゲインを一定にする機能です。

つまりDAC502を使ってUPnP再生を行う時に、プレイリストに様々なアルバムからお気に入りの曲を選んで登録したとします。

するとアルバム毎に録音のゲインが異なるので、いちいちヴォリュームの調整が必要になってしまいますね。

これはけっこう面倒ですよね、ましてやそれがパーティーの会場であればなおさら。

大切なゲストとの会話の途中でアンプのヴォリュームを調整しに席を外すのは、きっと恐らくマナー違反です。

そのため、この機能は本国サイトで「パーティーモード」という説明がなされています。

日本ではなかなか馴染みの無い機能ですが、海外では結構ポピュラーな機能のようです。





これで一通りの説明はおしまいです。

とはいえ『DAC502』はアップデートどんどん新しい機能が追加されていきますので、まだまだ増えると思います。

機能が増えたら、その都度ご紹介していきますのでご期待ください。


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ちなみに今回ご紹介した「ヴァイナル・エミュレーション」「XTC クロストーク・キャンセリング」、そして「ダイナミック・アダプション」ともに、あらかじめプリセットを登録しておけば、付属のリモコンでON/OFF操作をすることが可能です。



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最近は使い込む程に『DAC502』の面白さ、便利さが分かってきました。

あくまでも「いい音で音楽を楽しむために」というのが最終的な目的ではあるものの、色々な機能を使いこなしながら自分だけのサウンドを作っていくという行為は、これまでのオーディオとは少し違った高揚感を与えてくれます。

これはこれ、として割り切って捉えてみると、新しい発見があるかも知れません。


サウンドピットでは常設で展示しております

ぜひ『DAC502』を体験してみてください。



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by soundpit-new | 2019-06-24 11:30 | コラム

名古屋のオーディオショップ「サウンドピット」のブログです。


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