ロクサン『ザクシーズ20plus』入荷しました
2019年 08月 12日
ロクサン『ザクシーズ20plus』の展示機を入荷しました。
お店にロクサンのレコードプレイヤーが並ぶのは久しぶりです。
しかもあの『ザクシーズ』が復活ということで、かつて気に入っていたプレイヤーだけに喜びも一入。
個人的に好きなプレイヤーだったので、復活のニュースを知った時は嬉しかったです。
名前はかつてと同じですが、所々変更&アップデートが施されています。
入荷のお知らせついでに、ちょこっとご紹介します。
まず目に入るのは新しいトーンアーム『SARA』。
雰囲気は「Tabriz」「Artemiz」と似ていますが、完全新設計のあらたなスタンダード。
昔からそうですが、ロクサンは名前の付け方がオシャレです。
『SARA』はユニピボット式を採用。
ピンの素材はロクサンの十八番であるタングステン・カーバイト製です。
『SARA』はセッティングの容易さをひとつの売りとしているようですが、基本的には他のトーンアームと変わりません。
他のロクサンのアームと比べたら、という意味では間違いなく容易になってはいます。
ただ、アームの高さ調整は以前よりはるかに簡単になりました。
以前はアームボードごと外して少しずつ調整をしなければならなかったのですが、『SARA』はネジを緩めるだけで調整できます。
それからカートリッジの取り付けも、リード線のコネクタごと土台からトーンアームが外せるので、簡単に行うことができます。
その他、インサイドフォースやアジマス調整もやり易いと思います。
ですが、正確な数値でどうこうというより、直感的な調整が必要な印象です。
もともとロクサンはそんな感じですね。
習うより慣れろ!という開き直った潔さが伝わってくるようです。
ところで、プレイヤー本体はあまり変わりないように見えます。
フットがスパイクでは無くなっていたり、謎のダストカバー置き?のスポンジが外しやすくなっていたり・・・。
サスペンション機能の調整等は相変わらずで、少々の知識とコツが必要です。
ここはザクシーズの肝といえる部分なので、オリジナルのままで安心しました。
コツコツ調整しながらベストな状態を作っていきたいと思います。
それからこれは個人的な感想ですが、塗装が以前に比べて綺麗になっているような気がします。
色味が若干暗めになったこともあるかもしれませんが、深みのあるいいレッドです。
電源は今回も2種類が用意されています。
展示機は強化電源である『RPM』を選びました。
カスピアンの筐体に納められたハイグレード電源です。
導入にあたってどちらも聴いてみましたが、当然ながら電源が強力な方が音も力強く、どしっとした音になります。
でもラックを一段まるまる使いますので、スペースに余裕があれば、強化電源モデルがおすすめです。
プレイヤーがこれでもかってほど充実してきたサウンドピットです。
ブリンクマン、トランスローター、バーグマン、そしてロクサン。
いずれも個性的で、それぞれの魅力を持った素敵なプレイヤーばかりです。
そしていずれも「一生物」として付き合える実力も併せ持っています。
今回ご紹介した『ザクシーズ20plus』を含め、いいレコードプレイヤーが欲しい!
ということであれば、ぜひサウンドピットへお越しください。
ご来店をお待ちしております。
by soundpit-new
| 2019-08-12 13:05
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