エソテリック グランディオーソ『K1X』を聴きました



サウンドピットです。

エソテリックのグランディオーソ『K1X』を聴かせていただきましたので、レポートしたいと思います。


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・一体型プレイヤーの最高峰


エソテリックの最上級ラインである「グランディオーソシリーズ」。
時を経るごとにラインナップが充実し、今現在はプレイヤーからアンプ、クロックまで揃っています。

今回聴かせていただいた『K1X』は数年前に発売された「グランディオーソ K1」の進化系。
先立って発売された「P1X」&「D1X」の開発で培われた技術が惜しみなく投入された、新たな一体型プレイヤーの最高級機です。



・専用ディスクリートDAC「Master Sound Discrete DAC」搭載

「D1X」で初めて搭載されたエソテリック製ディスクリートDAC回路「Master Sound Discrete DAC」を、『K1X』専用として新たに開発。

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ディスクリート化することで、チップを使った回路よりもさらに理想的なサウンドを突き詰めることができています。

視覚的なインパクトは「D1X」に搭載されたものには劣るものの、贅沢な作り、理想的な回路設計が見て取れます。



・戦車のような重量級ドライブメカ「VRDS ATLAS」


ドライブメカには「P1X」と同じ「VRDS ATLAS」を採用。
VRDS機構史上もっとも重く、堅牢なドライブメカです。

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実物を手にとって見る機会があったのですが、驚くべき物量が投入された、まさに戦車のようなメカ。
これなら高速回転するディスクの振動を徹底的に抑え込むことができるだろう、と思わざるを得ない仕上がりです。


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・グランディオーソだけの特別なフロントパネル


グランディオーソシリーズだけの特別なフロントパネルは健在。
非常に複雑な工程が必要となるらしく、全国でも作れるのはたった一ヶ所の工場なのだそうです。


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その存在感で、音だけではなくオーナーの所有感をも満たしてくれる、特別な一台です。



・聴く


早速当店のリファレンスシステムに繋いで聞いてみました。
システムは『K1X』ー『NAGRA Classic Amp』ー『NAGRA HD Amp』ー『YG Acoustics Sonja 2.2』。

ナグラとYGの組み合わせはよく音が分かっているので、純粋に『K1X』の実力を確かめることができます。


今日は "BEN HARPER and RELENTLESS 7" の「Live From Montreal International Jazz Festival」を聴きました。

何故このバンドをジャズのフェスティバルに呼んだのか、不思議で仕方ない、頭からケツまでロックンロールなライブアルバムです。


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エソテリックの音が非常にクリアで硬質、というイメージは、ここ最近の製品で大きく変わりつつあります。

『K1X』も硬めという印象を抱くことはなく、むしろ柔らかくスムーズな音色。
かといってぼやけた印象ではなく、バランスが取れた音です。

派手な音はぱっと聴いたときは刺激的でいいのですが、長い時間聴いていると疲れてしまいます。
『K1X』は奥行きやステージを細かく描写しつつも、耳当たりのいい、聴き疲れしない音に仕上がっていると思います。


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ところで中高域の表現もさることながら、前作「K1」と比べて大きく変わったと感じるのは低域の出方。
ちゃんと出ているんだけど、ちょっとタイト気味だからもう少し伸びるといいな・・・けど、出すぎてモコモコになってしまうのも困る。

『K1X』ではそのあたりのさじ加減がとてもうまくいっており、なんといいますか、いい意味で目立たない、とても自然な低域が表現できています。

これはエソテリックの開発の方も述べていなのですが、ディスクリート回路にすることで最も効果が現れたのが低域なのだそう。

確かに、それは納得です。




・「P1X」&「D1X」と聴き比べ、そして一体型の強み


せっかくお店にあるので、「P1X」&「D1X」と『K1X』を聴き比べてみることに。


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改めて聴いてみると、「P1X」&「D1X」は凄いプレイヤーです。
雰囲気は似ているものの、高域も低域も『K1X』と比べるとさらにレンジが広いのがわかります。

それから、とてもエネルギッシュ。
押し出しが強く、こんなに聞き応えのある音だったのかと驚きました。
このあたりは電源の強さもあるかもしれません。

こう書くと結局高い方がいいのか、という話になってしまうのですが、そうでもありません。
個人的な考えを述べるのであれば、一体型には一体型の強みがあると思います。


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音質はさておき、「P1X」&「D1X」は価格もそうですが、「場所を取る」という意味でも別格の存在です。

なにせトランスポートの電源までを含めると4筐体、もしクロックも追加するのであれば、CD再生だけで5つの棚が必要になります。
そうそう置けるものではありません。

『K1X』は当然ながら1筐体。
様々な理由でキャラクターは少々異なりますが、電源容量の差から生じる違いを逆に生かして、「P1X」&「D1X」では出せない上品な世界観を実現しています。
むしろ『K1X』の音の方が好き、という方もいるのではないでしょうか。

「P1X」&「D1X」の下位モデル、というとらえ方ではなく、「K-01Xs」など一体型プレイヤーの集大成と捉えたほうが自然かもしれません。


「でもやっぱり、もう少しパンチが欲しい」というワガママな方は『K1X』のバックパネルをご覧ください。

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左右のすみっこになにやらゴツイ端子がついております。
そうです、もう少し先になりますが、実は『K1X』用の外部電源が発売されます。

強化電源を追加する事でこの『K1X』がどんな音になるのか。
今から楽しみですね。

「P1X」&「D1X」は好きだけど、さすがに4筐体は置けない、という方にもおすすめできそうです。





・試聴会のお知らせ


グランディオーソ『K1X』の発売を記念して試聴会を開催いたします。


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当日は前モデル「K1」もご用意して、『K1X』の進化をご体験いただけるようにいたします。

また、アンプは同じくグランディオーソシリーズよりプリメインアンプ「F1」を使用します。
限りなくシンプルなシステムで、『K1X』の実力を存分に味わってください。

イベントの詳細については後日当店HPのイベントページにてお知らせいたします。
今しばらくおまちください。


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by soundpit-new | 2019-09-30 18:00 | コラム

名古屋のオーディオショップ「サウンドピット」のブログです。


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