エアータイト『ATE-3011』フォノアンプを聴きました



エアータイトの新製品、真空管フォノイコライザーアンプ『ATE-3011』をお借りして聴いてみました。
開発者3年間を要したという、気合の入ったフォノイコです。


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『ATE-3011』の最大の特徴はもちろん、数多くのイコライザーカーブに対応しているという点。

可変式のイコライザーカーブは、ターンオーバーとロールオフでそれぞれ5種類ずつを選択可能で、標準的なRIAAカーブのほか、NAB、AESやFFRR、そして78回転機械吹き込み式のフラットポジションが選択できます。


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更にこれらを組み合わせることで数多くのイコライザーカーブに対応する事ができます。

今現在、イコライザーカーブの基準として採用されているRIAAカーブが統一の規格となるより以前、各レコード会社はそれぞれ独自のカーブを用いていました。

一般的には1954年以降はRIAAカーブで統一されているはずですので、現在のフォノイコライザーは、当然ながらほとんどがRIAAカーブを基準として開発されています。


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とはいえ1954年以前のレコードって探してみるとけっこうありますし、実は1954年以降も勝手にRIAAカーブ以外のカーブを使って作られているレコードも見られます。






実際にお店の試聴盤を探してみると、何枚もRIAAカーブ以外のカーブを用いているレコードがありました。



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という訳で早速その中の一枚、”カラヤン指揮 The Vienna Of Johann Strauss "を、『ATE-3011』を使い、適切なカーブで聴いてみました。

『ATE-3011』はMM入力のみですので、MCトランスが必要です。
今回はオーディオノート『SFz』を使用します。


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プレイヤーはトランスローター「ZET-3」で、カートリッジはプラタナス「2.0」です。

再生しながらレコード盤の静電気を除去するDSオーディオ「ION-001」ももちろんセット。
当店ではレコード再生のマストアイテムです。


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RIAAでも不満はないのですが、FFRRに変えてみると高域の広がりが明らかによくなり、より明瞭なサウンドになりました。
確かにこれはFFRRの方が聴いていて楽しくなる音です。


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付属の資料に掲載されているカーブを見比べてみると、RIAAとFFRRでは20Hzと20KHzのポイントで、それぞれ約4dBほどの違いがあります。


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これだけ違うとやはり聴感上は大きく印象が異なります。

ゲインが上がっているというのもあると思いますが、結果的にはやはりカーブを適切なものに合わせたほうが、そのレコード本来の魅力が感じられるような気がします。





古く、そして貴重なレコードをお持ちの方にとってはとても魅力的なイコライザーアンプなのではないでしょうか。
どうしても可変式のイコライザーに目が行きがちですが、フォノアンプとしての能力も高いです。

基本的なサウンドはエアータイトらしいすっきりとした、綺麗な音。
がつんとくる重厚なサウンドというより、まとまりの良いバランス重視型という感じです。

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入力はMMが3系統ありますので、複数のプレイヤーを使っている場合や、2本アーム、3本アームにも対応できます。

これからはステレオ、モノラルの切り替えだけでなく、イコライザーカーブも切り替えて、最も適した状態で大切なレコードの魅力を最大限引き出してあげましょう。


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エアータイト『ATE-3011』に関しては、ぜひサウンドピットにお問い合わせください。


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by soundpit-new | 2019-11-18 15:43 | 試聴レポート

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