MAGICO A1 試聴しました
2019年 12月 19日
こんにちは、サウンドピットです。








MAGICOのブックシェルフスピーカー「A1」を試聴しましたので簡単にレポートします。

「A1」はマジコの中では抜群のコストパフォーマンスを誇る"Aシリーズ"です。
何かと話題になったトールボーイ型の「A3」の弟分にあたります。
お値段はペアで90万円(税別)。
B&W 805D3とほぼ同じ価格帯で、やる気満々です。

スピーカースタンドは別売で、かつての「Q1」のようなマジコ社製の物は用意されていません。
その代わりがサウンドアンカー製のスタンド、これを使うのがマジコ社の推奨です。
ペアで16万円とちょっとお高いスタンドですが、なんと重量は31Kg/1本もあり足で蹴ってもビクともしません。
マジコ推奨とだけあって音質的にもこのスタンドがベストなんだと思います。
ちなみにA1本体の重量は20kg/1本。
スタンドとセットにすると51kg/1本もあります...。

ツイーターは「A3」と同じ28mmのベリリウムツイーター。
ミッドバスは16.5cmでA1用に新開発された物です。
エンクロージャーはもちろん航空機グレードのアルミボディ密閉型。
サイズはW216×H395×D303mm、シンプルで無駄のないデザインは魅力的です。
実物は思ったより小さくて可愛らしいです。
佇まいには高級感もあり、見ているだけで所有欲が刺激されます。


今回はヘーゲル「H390」とロクサン「BLAK」の二種類のプリメインアンプで試聴してみました。
H390の価格は70万円(税別)、BLAKは55万円(税別)です。
ヘーゲルはノルウェイ、ロクサンはイギリスのメーカー。
どちらも良心的な価格で優れた製品を作っており、ヨーロッパでは人気のメーカーです。

パッと聴いた印象はまとまりがよく、おっ!と思わせる音でした。
しっかりとメリハリがあり、躍動感あふれるグルーヴィーな音楽再生が楽しめます。
エンクロージャーが小さいので「A3」ほどの低音は出せませんが、タイトで程よくまとまった低音です。
マンションやアパートではこれだけ出れば十分だと思います。
そして、サウンドステージの広がりや奥行き感は想像以上です。
最新技術で作られたスピーカーはやっぱりすごいなと素直に関心しました。

A1はインピーダンスが4Ωで能率85dBと鳴らしにくそうですが、意外とすんなり鳴ってくれました。
ヘーゲルの「H390」はクリアで広がりのある鳴り方、クラシック向き。
ロクサンの「BLAK」は濃厚で少し野暮ったい鳴り方、ロックやジャズ向き。
アンプの変化にもしっかり反応してくれて、あれこれ試してみたくなります。
プリメインアンプでも十分に鳴らせたのは嬉しいことですね。

今回は半日限りのデモ試聴だったので、まだ「A1」は本領を発揮していなかったかもしれません。
それでも十分にこのスピーカーの魅力を感じ取ることはできました。
「A1」は「A3」をただ小さくしただけではなさそうです。
マジコというブランドの名に恥じない、プレミアムコンパクトなスピーカーだと思います。
気になるという方はぜひサウンドピットでご相談ください。
もちろんオーダーも随時受け付けております。
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by soundpit-new
| 2019-12-19 00:50
| 試聴レポート