「AGSを使ったルームチューニング試聴会」を終えて



サウンドピットです。
試聴会レポートを書くのは久しぶりです。

今回の試聴会は嬉しいことに、かなり多くの方にご来場いただけました。
ありがとうございました。

個人的にも聴き慣れた環境でゆっくり聴けたのは初めてだったので、新しい発見もありました。
ご来場いただいたお客様も、実際の効果に驚かれていた方が多かった印象です。

実際に私が聴いて感じた感想を書いてみたいと思います。
ついでにそれぞれの製品も簡単にご紹介いたします。





・「吸う」のではなく「拡散する」


やはりここに集約されるのかな、と感じました。
響きすぎも困りますが、逆に吸いすぎてしまうと音が死んでしまうのはご存知の通りです。

日本音響のAGSはあくまでも部屋の音響環境を整える役割を果たしています。

実際、サウンドピットの店頭も数多くのスピーカーやラックなどたくさんのモノにあふれています。
当然ながらこれらが音に影響を及ぼしているのは明らかです。

「ANKH」や「SYLVAN」を適切な場所に設置してゆくと、ずいぶんと音が落ち着きます。



・SYLVAN

一番よく見かける製品ではないでしょうか。
自立式のため様々なポイントに使える、高い自由度が魅力的なモデルです。

「AGSを使ったルームチューニング試聴会」を終えて_e0404728_13121166.jpg

今回はこれを4基使用しました。
正面に2基、左右に10周年記念限定のチークバージョンを設置しました。

正面に設置した「SYLVAN」の効果が最も分かりやすかったのではないでしょうか。

有りの状態ではぐっと奥行きが伸びて、立体感が増します。
クラシックだとステージの深さ、ヴォーカルものだと楽器とヴォーカリストの距離感などが鮮明で出てきます。


「AGSを使ったルームチューニング試聴会」を終えて_e0404728_13120286.jpg

サイドに置いた場合はとても不思議な効果をもたらします。
有りの状態では実際の壁(今回の場合はラック)よりも、さらに外側へ音が広がるように聴こえます。

これが反射でも吸収でもない、拡散によってもたらせる効果なのだと思います。



・ANKH-I & ANKH-II

「I」は幅広のフラット型、「II」は90°の角度はついたコーナー用です。
カタログなどで見かける壁一面に取り付けられているのがこのモデル。

「I」はフラット型なので、壁面であればどこでも設置が可能です。
今回は椅子の後ろに置いてみました。


「AGSを使ったルームチューニング試聴会」を終えて_e0404728_13121515.jpg


後ろの壁に反射した音と、スピーカーから届く音が混ざり合ってしまうことで、定位感やタイムアライメントに影響を及ぼします。

「ANKH-I」を後ろに置くと、耳元で渦巻く様な嫌な響きがずいぶん減り、とても聴き心地がよくなります。



「ANKH-II」は最も低域がたまりやすい部屋のコーナーに置くためのモデルです。
今回は設置の関係でコーナーに置けなかったので、疑似的コーナーとしてスピーカーの横に設置しました。


「AGSを使ったルームチューニング試聴会」を終えて_e0404728_13121556.jpg

おそらく、部屋の特性においては、低域で悩まれている方が一番多いのではないかと思います。
そういったときに、吸音をせずとも低域の流れを整理してあげるだけでずいぶん良くなることがあります。
一度試してみる価値はあるでしょう。

「ANKH-I」と「ANKH-II」はサイズがオーダーメイド可能なので、オーディオルームを作る際にビルトインで導入するユーザーも多いです。
もちろん単品使用でも効果的なモデルです。



・ANKH-III & ANKH-VI

小型のものが「ANKH-III」。
床置きタイプが「ANKH-VI」です。


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床置きタイプの「ANKH-VI」は、効果の説明としては非常にわかりやすいと思います。

近年の主流であるトールボーイ型スピーカーは、どうしても最下段のウーファーが床と近くなってしまいます。
そのため発生する強烈な一時反射を拡散するためのモデルが「VI」です。

設置することで低域に効く、というよりむしろ中広域に効果を発揮します。
低域の一時反射で邪魔されていたものがしっかり聴こえるようになる、という感じです。

設置に最もスペースが必要になるのですが、部屋が広く、かつ音量も大きめの方には特におすすめです。



「AGSを使ったルームチューニング試聴会」を終えて_e0404728_13121638.jpg



対して、小型タイプの「III」は場所を選ばず、どこにでも設置することができます。
今回のイベントでは一番コンパクトなモデルでしたが、効果に驚いていた方が多かったです。

例えばスピーカーの間にテレビが置いてある場合などに、「III」は絶大な効果を発揮します。
音楽を聴くときだけテレビに布を掛ける方が多いと思いますが、布は音を吸ってしまいます。

テレビの前にこの「III」を置くと、テレビに反射した音を効率的に拡散することで定位感などに効果を発揮します。
また発音側(スピーカー側)で不要な吸音を防げるので、音がやせたりすることがありません。

実はホームユースでは最も役立ちそうなモデルだったりします。





紹介したモデルの他にも天井や床に取り付けられるモデルもあります。
それぞれの部屋や好み、環境によって選択肢がたくさんあるのがいいですね。

もし今回聴いてみて気になる、試してみたいということであれば、遠慮なくサウンドピットにお問い合わせください。

お部屋の環境などに合わせておすすめのモデルをご紹介いたします。
また、ご自宅での試聴についてもご相談ください。

今回の試聴会は、手前みそですがイベントとしても楽しかったですね。
これからもこんな感じのイベントができるように頑張っていきたいと思います。


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by soundpit-new | 2020-01-14 15:52 | コラム | Comments(0)

名古屋のオーディオショップ「サウンドピット」若手スタッフのブログです。


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