サウンドピットです。
マランツの最高級CD/SACDプレイヤー「SA-7S1」を入荷しました。

安定動作しており、外観もきれいな一台です。
取説・リモコン・電源ケーブルが揃っています。
早いもので発売からすでに14年。
しかし今だに根強い人気を持つモデルです。
当時の定価は、なんと税別70万円。
現在のフラッグシップである「SA-10」よりも、さらに10万円も高かったのです。
「SA-7S1」は当時の最新技術を駆使して作り上げられたプレイヤーでした。
専用に新開発したドライブメカ、デジタル回路、・アナログ回路の完全分離、そしてフルバランス伝送方式の採用など、マランツの意気込みが感じられます。

とはいえ、先ほど書いたように発売からすでに10年を超えています。
日進月歩で進化し続けるデジタルの分野においては、正直なところ「旧い」のは間違いありません。
しかし、PCやタブレットと違って、単純に数値だけで評価できないのがオーディオ製品の面白いところ。
いまだに30年以上前のCDプレイヤーが「名機」と呼ばれて重用されているように、音とスペックはイコールの関係ではありません。
チェックを兼ねてしばらく聴いてみましたが、やはり説得力のあるいい音をしています。
細かな音もしっかり出ていますし、押し出しも豊か。
さすがに当時のフラッグシップです。
それから「SA-7S1」の大きな特徴として、外部クロックの入力を備えている点が挙げられます。
「44.1kHz」「88.2kHz」「176.4kHz」の三種類の信号を入力することができます。
これも当時のマランツとしては珍しい仕様でした。

外部クロックの追加は、シンプルなグレードアップ手段のひとつです。
大切なのは、当然ですが上質なクロックジェネレーターを選ぶこと。

当店ではオランダのGrimm Audioから発売されているマスタークロック「CC2」をおすすめしています。
「CC2」は44.1kHz、88.2kHz、179.4kHzに加えて、48kHz系の信号も3倍まで出力することができます。

「SA-7S1」と実際に組み合わせてみました。
決して派手な効果を発揮するものではありませんが、明らかに音の滑らかさや質感が向上します。
「44.1kHz」「88.2kHz」「176.4kHz」それぞれ特徴が違うので、自分の好みにあわせてセット出来るのもいいですね。
「SA-7S1」なんてもう旧型、と思っている人にこそ、一度聴いてみていただきたい組み合わせ。
いずれもご試聴可能ですので、お問い合わせください。
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