【デンマーク】Davone Mojoというスピーカー
2020年 06月 03日
こんにちは、サウンドピットです。








※ステレオサウンド オンラインにポール・シェンクル氏のインタビューが掲載されています。Davoneのことがよく理解できる記事ですのでぜひご覧ください。
ステイホームという言葉がすっかり定着し、自宅で過ごす時間が長くなりましたね。
Amazon music HDなどのストリーミングサービスが普及し初めており、これをきっかけに家でしっかり音楽を聴きたいという方も多いのではないでしょうか。
音楽を聴く、となればまずはスピーカー。
今回はリビングに置きたくなるようなスピーカーをご紹介します。

Davone(ダヴォン)のMojo(モージョー)というスピーカーです。北欧家具のような個性的なデザインが特徴です。
お値段はスタンド付きで¥340,000-/ペア(税別)。

このDavoneというブランドは2007年にデンマークの小さな工房で始まりました。
物理学、航空学、音響学を学んだポール・シェンクル氏が設計と製造を行っています。
インダストリアルデザインに深い情熱を持っており、洗練されたインテリアとも調和するスピーカーを目指しています。

Mojoは360°に音を届ける無指向スピーカーです。
上向きに3インチのフルレンジユニットが付いていて、円錐型のリフレクターで音を拡散する仕組みです。

そして底面には13cmのウーファーが付いています。
想像以上に力強い低音が部屋全体に広がり、あらゆる音楽のベースを支えてくれます。それぞれのユニットが反対方向を向いていますが、音の繋がりは違和感がなく自然な響きです。

部屋全体を音楽で包み込むのがMojoの鳴り方です。
音は高域を抑えた中低域よりのソフトな印象。
特に人の声やピアノの音が心地よく、曲によってはうっとりするような音を聴かせてくれます。
基本性能は高いのですが、決してスペック重視ではなく音楽性を重視した音作りです。
録音の古い新しいに関わらず雰囲気良く鳴らしてくれます。

古い録音の音楽が無理なく聴けるのが音楽好きにとっては嬉しいところです。
高さは僅か30cmのスピーカーですが、同じサイズ感のスピーカーと比べて低域がしっかり出るのでオーケストラもしっかり聴けます。
無指向性スピーカーならではの音の広がりはクラシックとの相性がいいように思います。

ライブ録音のアルバムも素晴らしいです。
青葉市子の配信限定でリリースされたアルバム「“gift” at Sogetsu Hall」、これなんかは本当に草月ホールにいるように聴こえます。
儚げなヴォーカルとギターのみで作られる独特のムードがよくマッチし夢見心地な気分を味わえます。
無指向性なので明確な音像定位はありませんが、それが逆にライブならではのホールの雰囲気をよく表現してくれます。
もちろん通常のスタジオ録音の音楽もバッチリですのでご安心ください。

Mojoは五色から選ぶことができます。
どれも大人の落ち着いたカラーリングです。
同社のカタログの表紙にもなっているターコイズカラーは生産終了になってしまったようです。
基本色はブラックで、いま店頭にあるのはオークルという芥子色です。
リビングに置いても映えるスピーカー、Mojo。
今週末は店頭にございますので、ぜひ実物をご覧になってください。
※ステレオサウンド オンラインにポール・シェンクル氏のインタビューが掲載されています。Davoneのことがよく理解できる記事ですのでぜひご覧ください。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
Vintage & Hi-End Audio 専門店
サウンドピット
〒465-0025 愛知県名古屋市上社2丁目13番地
HP:http://www.sound-pit.jp
e-mail: stereo@sound-pit.jp
TEL:052-775-7901
営業時間:10:00~180:00
定休日:水曜日、木曜日
by soundpit-new
| 2020-06-03 07:11
| 試聴レポート