LUXMAN「L-595A LIMITED」を聴きました
2020年 10月 18日
サウンドピットです。
ラックスマンのアニバーサリーモデル「L-595A LIMITED」を聴きました。
1989年に初代が発売されたL-570のイメージを現代に蘇らせた95周年記念限定モデルです。
発売数は国内300台限定という貴重な一台。

まず目を引くのがこの鮮やかなカラーのキャビネット。
ラックスマンはもちろん、他のメーカーでもなかなか見かけない色味です。
シンプル&シックが多い最近のオーディオ製品の中で、ひと際存在感を放っています。

動作は純A級。
最新の増幅回路ODNF-uを搭載しています。
出力も30W(8Ω)、60W(4Ω)と余裕があり、現代スピーカーもしっかり鳴らすことができます。
入力はRCA4系統、XLR2系統、そしてフォノ入力1系統(MM/MC切替)と豊富。
一台完結、素晴らしいですね。
バランス入力を装備していますが、回路はアンバランス構成のようです。

このデザイン、懐かしいです。
ボリュームノブを照らすランプまで再現されています。
オリジナルはリモコンが無かったので必要でしたが、本来は不要なこういうディティールまで再現してくれるのが、ファンとしてうれしいです。
ガチッとした無骨な操作感だったオリジナルに比べて、スイッチ類はとても洗練されています。
ボリュームの感触も良く、しっかり作り込まれているのが分かります。
ラックスマンの新しいCDプレイヤー「D-10X」と組み合わせて聴いてみました。
こちらもかなり気合の入ったフラッグシップモデルです。

営業さん曰く「このアンプは、これまでのラックスマンとは違う音です」とのこと。
聴いてみると、確かにウォームであたたかみのある、いわゆる「ラックスサウンド」というイメージとは少々異なる印象。
高域が伸びやかで、広がりのある音です。
すこしまったりとした鳴り方が特徴であるラックスマンとしては、けっこう攻めたアプローチですね。
でも新しいスピーカーとあわせるのであれば、こういう味付けの方がしっくりくると思います。
「D-10X」の高い分解能とあわせて、オーディオ的な楽しみができるサウンドメイクだと思います。

大柄な「D-10X」と並べても、さらに大きい「L-595A LIMITED」。
特別感があっていいですねー。
300台限定というのもウズウズします。
ちなみにサウンドピットで展示が決まっております!
入荷したら改めてお知らせいたしますので、ぜひ店頭で聴いてみてください。
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by soundpit-new
| 2020-10-18 17:59
| コラム