イプシロン「ハイペリオン」の納品
2021年 02月 05日
イプシロンのモノラルパワーアンプ「ハイペリオン」を納品しました。
今期(正確には去年末)からステラが取扱を始めたばかりのブランド「イプシロン」。
まだまだ広く認知されてはいませんが、これからどんどんメディアへの露出も増えてくると思います。

実は少し前にお店でこのブランドの試聴会を行いました。
日本初のフルラインナップを揃えたイベントとして、予約いっぱいお客様にお越しいただきました。
イベントの記事で各モデルの紹介もしておりますので、よろしければご覧ください。
イベント紹介記事はこちら → 「ステラ試聴会はじまります」

「イプシロン」はギリシャのハイエンドオーディオブランド。
1996年にアテネで創立されました。
このブランドの特徴は「真空管」と「トランス」。
真空管という伝統的、かつ完成されたデバイスに惚れ込み、ほとんどのモデルで独自の真空管回路を使用しています。
増幅回路のみならず、電源の整流回路にも真空管を組み込んでいます。
また、製品で使用される全てのトランスを自社で製造しています。
こちらもプリアンプのトランスアッテネーターからカップリングトランス、チョークトランスに到るまで全て自社製。
コストを度外視して、とにかく「いい音」だけを追い求め続けているブランドです。
そんなイプシロン最新のリファレンス・パワーアンプがこの「ハイペリオン」。
サイズ W440 x H295 x D650、重量95kg/1台という立派な躯体を誇ります。
丁寧な塗装、ワクワクするデザイン、目を引くサイズ感。
シンプルながら、他を圧倒する存在感はさすがフラッグシップです。

スピーカーはマジコ「M2」。
どちらも大きな製品なのですが、部屋が広いのであまり大きく見えません。
でも実物を目の前にすると、かなりインパクトのある組み合わせです。

オープンリール、レコード、ネットワーク再生で音楽を聴かせていただきました。
いずれのソースにおいても、とても芳醇で押し出しが強く、余裕を感じる鳴りっぷり。
「M2」を鳴らしきっている、と感じます。
広いレンジで、どんな音も無理なく出ています。
聴いていて気持ちのよい音の出方です。

中でもオープンリールの音がとても印象深かったです。
ジャケットを撮り忘れてしまったのですが、とあるジャズのライブ盤は生々しさが溢れたすごい録音でした。
完全に温まる前からすごい音のするアンプでしたが、徐々に温度が上がってくると、はじめの勢いは少し落ち着き、今度は上品さが顔を覗かせました。
ただパワーでぶん回すだけのアンプでは無い、ということがわかります。
それにしても、かっこいいアンプです。



そのほかの機材のセッティングも合わせて、とりあえず今日はここまで。
これから馴染んで、どのようになっていくのか楽しみで仕方ありません。
また聴かせていただきに行こうかな。
お楽しみいただければ幸いです。
ありがとうございました。

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by soundpit-new
| 2021-02-05 14:02
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