光カートリッジ「DS003」試聴しました

こんにちは、サウンドピットです。


DSオーディオの光カートリッジ「DS003」をじっくりと試聴させていただきました。
フラッグシップモデル「Grand master」に次ぐ、第三世代の振動系を採用した最新のスタンダードモデルです。



※光カートリッジについて詳しくはこちらをご覧ください。


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DS003が搭載した第三世代の振動系は音楽信号を検出するためのLED光源と受光部が左右で独立しています。
これによりカートリッジ出力の増強(40mV→70mV)、S/N比とチャンネルセパレーションの更なる改善に成功しました。


試聴してすぐに感じるのは背景の静けさと音の分離、定位の良さです。
元々これらのスペックは優れていましたが、より一層その能力を高めています。



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カンチレバーにはアルミニウム、針はラインコンタクト針を採用。
オーソドックスな構成ですが、光カートリッジにはコイルやマグネットがないので針先の動きは極めて柔軟です。


レコードに入っている音が余すことなくピックアップされているのが感じられます。
かといってデジタルのように分析的になるのではなく、ストレスフリーでアナログの音です。



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専用のイコライザーはDS002のイコライザーと比較して基板の厚みを2.0mm、銅箔の厚みを70μに増強。
低域のカットオフ周波数の切り替え機能を搭載し、4種類のパターンからシステムにマッチした出力を選択できます。


このイコライザーも旧モデルよりも落ち着きがあり、深みのある音が出ているように感じます。
上杉研究所やEMM Labなどから発売された光カートリッジ対応のイコライザーとも比較試聴してみたいですね。



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今回の試聴ではドイツのブリンクマン「Bardo Performance」を使用しました。
リニアモーターの原理を応用した非常に静かで、なめらかな「マグネティック・ダイレクトドライブ」を採用したターンテーブルです。


余分な装飾が一切ない極めてシンプルで扱いやすいプレイヤーです。
見た目の通り音にも余計な装飾ががなく、カートリッジの持つ音の個性を実によく引き出してくれます。



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DS003の静けさやセパレーション、定位の良さは驚くべきものがあります。
かといってデジタルの音とは全く異なり、密度のある極めてソフトなアナログサウンドなのですから不思議な体験です。


光カートリッジでしか聞けないアナログの音、レコード再生の新たな可能性を感じさせてくれます。



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逆を言えばMM/MCカートリッジでしか聞けない音もあります。
こればっかりは好き嫌いの話になるので、気になった人はぜひ一度試聴して確かめてみてください。


ダブルアームかプレイヤーの二台使いで光カートリッジとMM/MCの使い分けができると楽しいでしょうね。



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今回の試聴で改めてDS Audio ION-001 (静電気除電機)の効果を実感しました。
冬は部屋が乾燥していて特に静電気が発生しやすいのでこれはもう手放せません。


レコードに帯電した静電気は悪さしかしないので未対策の方はぜひ使っていただきたい製品です。
こちらは常設展示しておりますので気になる方はお声がけください。



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奥深いアナログレコードの世界はまだまだ進化していきます。

いま店頭ではまた新たなプレイヤーとトーンアームをデモンストレーションしております。
リトアニアのReedというメーカーで、今までない革新的なプレイヤーです。


詳細は当店HPをご覧ください。


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by soundpit-new | 2022-01-23 12:40 | 試聴レポート

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