エアータイト「ATM-2211J」常設展示です。
2022年 03月 30日
サウンドピットです。
エアータイトの管球式パワーアンプ「ATM-2211J」をニューオーディオコーナーに設置しました。
常設展示機として新しく仲間入りです。
本機は出力段を1本の真空管で増幅するシングルエンデッドパワーアンプ。
このシングル構成だけが奏でることのできるストレートで繊細な表現力を追求しています。
そしてシングルアンプらしからぬ32Wという高出力。
巨大な真空管"直熱三極送信管UV-211"でなければ生み出せない音を聞かせてくれます。
2001年の発売から約20年間のロングセラーを記録した「ATM-211」。
その正式な後継モデルがこの「ATM-2211J」です。
前モデルは出力22Wだったのに対し、当モデルは32Wと大幅な出力アップを実現。
従来は1個であった電源トランスを高圧用電源トランスと低圧用の電源トランスの2つとし、各段の干渉を抑えて余裕を持って電源を供給します。
シングルアンプの肝といえるチョークコイルは一つ一つを職人がハンドメイド。
アウトプットトランスは橋本電気製の大出力タイプを採用し、前モデルよりも低域のレスポンスを改善。
2つの電源トランス、チョークコイル、アウトプットトランス、全てが日本製。
一貫して国内工場で手配線によるアンプ作りにこだわるエアータイトらしい選択です。
展示中に組み合わせるプリアンプはエアータイトの管球式コントロールアンプ「ATC-5」。
良質な管球式フォノイコライザー回路を搭載し、MM/Phono入力が2系統もあるアナログ再生の強い味方です。
コンパクトでシンプルな外観ですが、出てくる音はなかなかの図太さ。
管球式プリアンプらしい音の温度感と中音域の張り出しが気持ちいいです。
このシステムでソナスファベール「オリンピカ・ノヴァ3」を鳴らします。
ここ最近のソナスファベールはどれも高い完成度を誇っていますが、新しいオリンピカ・ノヴァは特に高く評価しているスピーカーです。
伸びやかで柔らかな音色は人の声や楽器の音を心地よく再現してくれます。
日々の疲れを癒してくれる美しい艶のある音です。
ATM-2211Jは落ち着きがあって、厚みと色気のある音を聴かせてくれます。
オーディオ的な性能よりも音色の良さを追求したアンプという印象です。
力不足や余裕のなさも感じさせず、無理なくオリンピカ・ノヴァを鳴らしてくれます。
シングルアンプとは思えないパワフルさもATM-2211Jの魅力の一つです。
特に感心するのはレコードを聴いた時の音です。
アナログ特有の音の質感をよりいっそう味わい深い物にしてくれます。
エアータイトのATM-2211J。
ぜひサウンドピットでご体験ください。
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| 2022-03-30 01:09
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