Reed「Muse 3C」&「5T」展示開始 ”セッティング編”



サウンドピットです。

Reed「Muse 3C」と「5T」の展示をスタートしました。



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(Reed Muse 3C)



しばらくデモ機をお借りし、じっくり聴かせていただきました。

結果、「これは素晴らしい」ということで導入決定です。


先日、代理店であるアイレックス様に新品に入れ替えていただきました。

ピッカピカです。


この記事では、せっかくなので普段あまりお見せしないセットアップの風景を少しだけご紹介したいと思います。

いかにサウンドピットがレコード再生にまじめに取り組んでいるか!すこしでも感じていただけたら幸いです。



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(モーター式の「5T」)



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(機械式の「5A」)



ちなみに、期間限定で「5T」の機械式バージョン「5A」も展示中です。

各モデルの細かな仕様、スペックは当店の商品ページをご覧ください。


・プレイヤー「Muse 3C」の商品ページはこちら → Reed 「Muse 3C」製品ページ

・トーンアーム「5T」の商品ページはこちら → Reed 「5T」製品ページ









ご存じの通り、レコードのカッティングマシンは今回でいうところの「リニアトラッキング」と同じ、レコードの中心に向けてまっすぐ進みながら原盤に溝を刻んでゆきます。

つまりリニアトラッキングアームは、音溝をピックアップするうえで(理論上は)理想的な訳です。



さて、理想的なリニアトラッキング方式ですが、反面「セッティングがシビア」という面があります。

プレイヤーはどれもセッティングが大切ですが、アームがリニアトラッキングの場合はその「大切さ」の次元が異なります。

「1にセッティング、2にセッティング、3・4が盤質、5にセッティング」といっても過言ではありません。



1ミリの調整で、音質に大きく影響が出てしまう。

面白くもあり、難しい所です。


能力を十分に引き出すためには、正しい知識と根気が必要です。

「Muse 3C」、そして「5T」には、正確なセットアップを行うためのツールがセットになっていますので、これらを駆使してしっかりセットアップを行います。




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まずはアームの取付位置です。

アクリル製のゲージがついていますので、これを使用します。

アームベースがねじ止めできるようになっており、より正確な位置を出すことができます。

アームボードの黒い天板をまわして調整していきます。




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位置が決まったら、アームベースを取り付けて、トーンアームを差し込みます。

写真だと分かり難いのですが、「5T」の軸には縦方向に溝が設けてあり、高さを固定するネジを締めてゆくと、自動的に角度が固定されます。

そのため、取り付けた時点でこのアームはすべてのポイントが固定されています。


軸の横に見えるイモネジはVTA(高さ)調整の際に、アーム本体の位置をキープするためのもの。

最近これを搭載しているアームが増えています。

とても便利なので、個人的にはすべてのアームにこの機能を搭載してほしいと思っています。



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アームを上から見ると「VTA」と書かれた穴が開いています。

ここに6角レンチをつっこんで高さを調整します。


まずはターンテーブルに対して水平にセット。

アームパイプがテーパーしていてちょっと分かり難いですが、バランスのよいところを探します。



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(アームパイプの素材は「ペルナンブッコ」)




次にカートリッジの調整です。

別売りとなってしまいますが、Reed専用のスタイラスガイドが用意されています。

シェルを取り付けて、下側からネジを回すとスパイクがせりあがってきます。



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(3Dプリンターで作られたという専用ツール)



このスパイクの先端とスタイラスの先端を合わせることで、適正な位置に取り付けることが出来ます。

はじめはこの道具が用意されておらず、カートリッジの取付は目検でおこなっていました。

「それじゃ意味ないやん」って思っていたので、このツールが発売となってよかったです。




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上の写真をよく見ると、少し針先とスパイクの先端がずれているのが分かります。

1ミリも無いズレですが、これを見逃してはいけません。


カートリッジの位置が決まったら、アームに取り付けます。

ゲージを使って、セッティングに狂いが無いかを確認します。



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それはもう、しつこく何度も、これでもかってぐらい確認しました。

アームベースの位置、そしてカートリッジの取付に問題が無ければ、改めて高さを調整します。



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けっこう時間がかかりましたが、セッティングが完了しました。

むしろ時間をかけてじっくり調整した、というべきでしょうか。

セッティングには手間と時間がかかりますが、妥協するぐらいならリニアトラッキングアームを使わない方がいい、というぐらい重要です。


ちなみに、同じぐらい時間をかけてもう一本のトーンアーム「5A」も調整しています。

リニア~という点は同じですが、電気を使わない機械式なので、これまた性格が違って面白かったです。

それまで書いていると永遠に記事が終わらないので、ぜひご来店時に私の苦労話として聞いてやってください。



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(やっと聴けるようになりました)




セッティング完了といっても、ようやく「レコードが聴けるようになった」という状態です。

つまりここがスタートライン。

ここからは、実際に音を聴きながら、さらにセッティングを追い込んでいきます。


せっかくなので、つづきの記事も書いてみたいと思います。

実際に音を聴きながら行う微調整と、プレイヤーやアームの機構、それがどう音に作用しているのかという考察などなど・・・。

Reed のシステムに関しては、まだまだお伝えしたいことがたくさんあります。

続編にご期待ください!


ちなみに、すでにセッティングは完了していますので、店頭でお聴きいただけます!

ぜひ一度ご体験ください。


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by soundpit-new | 2022-05-28 11:32 | 新入荷 商品

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