アナログリラックス EX500 常設展示しています

サウンドピットです。

アナログリラックスのMCカートリッジ「EX500」の常設展示をスタートしました。

価格は¥528,000-(税込)、いま自信を持ってお勧めしたいMCカートリッジの１つです。

ボディにはバイオリンのネックや背板として使われる最上級ハードメイプルの無垢材を厳選して使用、スタイラスは特注超楕円針でコイルには純銀ワイヤーを採用しています。

「アナログリラックス」はズートコミュニケーション合同会社の代表である万木康史氏がプロデュースするオーディオブランドです。MCカートリッジやシェルリード線、除電ブラシなどのアナログレコードに関する製品を主に開発・販売しています。

万木氏はとても音楽が好きな方で、アナログをこよなく愛する人でもあります。

会社名のズートコミュニケーションは氏がこよなく愛するジャズテナーサックス奏者Zoot Simsとお客様とずーっと関係を持ち続けたいという思いを掛け合わせたものなのです。

アナログリラックスのカートリッジはボディに無垢の木材を使用することにこだわりがあります。その理由は木材でしか得られない有機的な音の響きを得るためです。

木は一つ一つの細胞がセルロースを主原料とする細胞壁に囲まれています。木が乾燥すると細胞内の水分は抜けてしまいますが細胞壁がある為に細胞は形を保った状態で不均一で微細な空間(ホール)として残されます。そのホール内の空気が振動することで木ならではの有機的な響きが得られる…そうです。

樹脂や金属を使う方がカートリッジの製造上は歩留まりが良く効率も良いです。しかし、それでは万木氏の求める音は出ないのです。

アナログリラックス「EX500」は中低域に厚みと勢いのある音がします。決して力まかせの乱暴な音ではなく、甘美で艶のある音も出せるのがEX500の凄いところです。特に楽器の音が生々しく、沁みわたるような音も聴かせてくれます。

聴き疲れるような音も出ず、ずーっとレコードを聞いてしまいます。音楽好きの感性で作り上げられたバランスの良い音作りだと思います。アメリカやヨーロッパでも高い評価を獲得しているというのも納得です。

当店はアナログリラックス「EX500」はReedのプレイヤー「Muse 3C」とトーンアーム 「5T」に取り付けてデモンストレーションしています。

「Muse 3C」はアイドラードライブとベルトドライブと２種類の駆動方式が切り替えできるプレイヤーで、「5T」はレーザガイド式のリニアモータドライブ・タンジェンシャルトーンアームです。抜群の安定感と力強さを併せ持つ当店のリファレンスプレイヤーシステムです。

フォノイコライザーはNAGRA「Classic Phono」です。

これは管球式のフォノイコライザーでNAGRAが自社で開発・製造したトランスを搭載しています。楽器の響きがとても自然で立体感のあるサウンドステージを描きます。脚色を排した熟練の音作りは深みのある音楽を聴かせてくれます。

しばらくはこのシステムで鳴らしていきます。いま注目のアナログリラックス EX500、まだ未体験の方はぜひ当店でご試聴ください。

また上位機種にアナログリラックス 「EX1000」というトップエンドモデルもございます。こちらは樹齢2000年の屋久杉で作られた特別なMCカートリッジです。こちらもまたいつかご紹介できればと考えております。

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