ブルメスター "216" を試聴しました

サウンドピットです。


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今週末から4日間、ブルメスターの新型パワーアンプ「216」を店頭でデモンストレーションしています。


「216」は「911 Mk.3」の後継機となるパワーアンプで、およそ20年ぶりのモデルチェンジです。デザインはフラッグシップモデル"159"譲りの洗練されたシンプルな佇まいとなりました。ブルメスターならではのエレガントな雰囲気は流石です。



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アンプ本体の脚部は厚みがほとんどなくなって低重心な見た目になりました。底板は厚みがあってまるでオーディオボードの上にアンプが乗っているようにも見えます。あまりにも設置面との隙間がないので指を入れて持ち上げるのは難儀です。



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底板と同様に天板もかなりの厚みがあります。ボディと天板には数ミリの隙間が空いていて、この詳しい理由はまだわかりませんが排熱や音質コントロールの一環なのだと思います。



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技術的な面ではフラッグシップモデル"159"の開発で確立した最新の回路技術を本機にも投入しています。それはリニア電源特有の「電源投入から本来のポテンシャルを発揮するまでに必要なウォーミングアップ」を最短とする技術とのことです。排熱機構も"159"と同様の設計を採用して熱損失による電力ロスを極限まで抑えています。



一日鳴らしっぱなしにしてもボディは熱くならず、発熱が抑えられているのがよくわかります。電源を入れてすぐにいい音で聴けるのはストレスがなくていいですね。



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試聴して感じたことは、音色は今までと変わらないブルメスターサウンドだったということです。ヨーロピアンでノーブルな響きで先代の精神をしっかり受け継いでいるようです。ただし中音域はかなり濃密で厚みが増しています。弦楽器や人の声などの質感は色気があって心地よいです。そして静けさ、サウンドステージの奥行き感、丁寧さなど現代的な進化も感じます。聴き比べると先代の911mk.3はすこし荒っぽいけれどメリハリのきいたパワフルなサウンドだと思いました。



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911 mk.3に比べると出力パワーは半減していますが、力不足は感じません。低音はぐんぐん鳴らす感じではなく、すーっと押し出す感じでリラックスした雰囲気です。"216"はさらに成熟した音楽表現を目指した音作りのように感じました。



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試聴のプリアンプにはBespoke audio "Passive Preamp"を使用しました。スピーカーはフランコセルブリン"アッコルド・エッセンス"、CDプレイヤーはエソテリック "Grandioso P1X & D1X"です。



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世代交代のため展示機の"911 Mk.3"はセール価格にて販売中です。旧モデルとはいえ、パワフルなサウンド、ゴージャスなルックスは現行モデルにはない魅力です。気になる方はぜひお問い合わせください。試聴依頼も随時受け付けております。






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by soundpit-new | 2022-11-20 11:17 | お知らせ

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