エソテリック"N-05XD"にRAAT専用モードが追加

サウンドピットです。

エソテリックのネットワークDAC「N-01XD」、ネットワークDAC/プリ「N-05XD」およびネットワークトランスポート「N-03T」向けの、Roon Readyに特化した「RAAT専用モード」を搭載した新しいファームウェアが先日発表されました。

上記の商品を当店でお買い上げのお客様で、アップデート方法がよくわからないという方はいつでも当店の専門スタッフにご連絡ください。今回のアップデートはパソコンも必要となり少し手間ですが、アップデートで動作の改善およびマイナーバグの修正も行いますので忘れずにお願いします。

※RAAT専用モードはRoonをお使いの方のみに有効です。

早速店頭に展示中の"N-05XD"もファームウェアアップデートを行いRAAT専用モードを試してみました。ちなみにRAATとは"Roon Advanced Audio TransportRoon"の略称で、Roon独自のネットワーク伝送プロトコルです。

RAATモードをオンにすることでネットワークプレーヤーが持つRAATに必要な機能以外のすべての動作を停止させ、CPUの処理負荷を軽減しRoonを使用した再生品質を向上させます。

RAAT専用モードがオンになるとディスプレイにはRAATと表示されます。この状態では"ESOTERIC Sound Stream"などOpenHome準拠のコントロールアプリでは認識されなくなり、Roonコントロールアプリでのみ操作が可能となります。

RAAT専用モードは通常のNETモードに比べるとS/Nがよくなり、音が明瞭で奥行きも深くなったように感じます。プレイヤー本体が余計な動作はしなくなる分、音の純度が増したようなイメージでしょうか。聴き始めは音が若干きつく感じたのでこれに合わせてセッティングのやり直しかなと思いましたが、しばらく鳴らしていると時間がそれを解決してくれました。

Roonをメインで使っている方にはかなりの恩恵があるアップデートだと思います。Roonについて、エソテリックについて、興味のある方はぜひ当店まで。

今回の試聴ではエソテリックのネットワークDAC/プリ「N-05XD」を文字通りネットワークプレイヤーとプリアンプとして使用し、パワーアンプにはエアータイト「ATM-2211J」、スピーカーにはソナスファベール 「エレクタ・アマトール3」を使用しました。

ブックシェルフならではの空間表現と柔らかな音色が心地よいここ最近のお気に入りシステムです。

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