German Physiks HRS-130 納品しました
2024年 07月 29日
サウンドピットです。


ジャーマンフィジックスといえばDDDユニットの振動板にチタン箔を使用した世代をご存知の方が多いと思います。これは耐久性と生産性に難があったため、最新のDDDユニットでは0.15mm厚のカーボンファイバー製に変更されており、指で振動板を押しても全く問題ない強度を獲得しています。


German Physiks(ジャーマンフィジックス)のスピーカー「HRS-130」を納品させていただきました。200Hzから24,000Hzの帯域カバーする360度無指向性のDDDユニットと25cmウーファーを搭載した2wayスピーカーです。
オーディオショウで輸入代理店であるタクトシュトックのデモンストレーションをお聞きになられたのが導入のきっかけで、ジャーマンフィジックスならではの音の広がりや自然な音色に心を惹かれたそうです。そしてジャーマンフィジックスの常設展示店である当店でもご試聴いただき、購入をご決定いただきました。
仕上げはハイポリッシュブラックをお選びいただきました。基本的には受注生産のため注文からお届けまでお時間をいただきましたが、さすがはドイツ職人のハンドメイド、トップクラスの丁寧で美しい仕上がりです。

ジャーマンフィジックスといえばDDDユニットの振動板にチタン箔を使用した世代をご存知の方が多いと思います。これは耐久性と生産性に難があったため、最新のDDDユニットでは0.15mm厚のカーボンファイバー製に変更されており、指で振動板を押しても全く問題ない強度を獲得しています。
ウーファーも前モデルに比べるとかなり進化しているようで、上下の繋がりはかなり自然で違和感はありません。低音に不足を感じるようなこともなく、この細身のスピーカーでここまで出れば十分と思います。

設置して音出し1発目、すぐにいい雰囲気で鳴り出してくれました。初めはどうしても低音の繋がりのぎこちなさがあるものの、中高域の広がりや音色の自然さはさすがです。壁の反射音を利用するジャーマンフィジックスはコンサートホールにいるような自然なステレオイメージを作り出します。個々の楽器の音を分解するのではなく、うまく解け合わせることで心地のよい音楽を生み出してくれます。
今回はせっかくなので設置方法を色々と試させていただき、床にベタ置きしたり、オーディオボードを敷いたり、スパイク設置にしたりをお客様と一緒にさせていただきました。当店の試聴室ではベタ置きが一番まとまりの良い音になるのですが、お客様宅ではスパイクがベストの結果でした。やってみないとわからない、先入観は音決めの一番の足枷かもしれません。
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by soundpit-new
| 2024-07-29 10:20
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